AMYの高校入試の約一週間前のこと、2014年3月6日はとても寒い朝だった。
いつものように、目覚まし時計で起きられないAMYに声をかけ、「まったくもう・・」とため息をついてブンたちのケージに目をやると、しろちゃんが床にいた。敷き紙の上に(しかもヒーターからは離れて)座りこんでいる。
「しろちゃん、しろちゃん! AMY、しろちゃんがヤバい!!」」手に乗せるとしろちゃんはすっかり冷えている。
いつから下にいたんだろう。こんなに寒い夜だったのに。
AMYがのろのろとベッドから出てきて、しろちゃんを覗き込む。
私の手の中でぺたんこになって目を閉じ気味にしてるしろちゃん。
「今日もたないと思うよ。」「うそ・・」
会社を休むことにした。娘が熱出して、受験前だから病院連れていきたいと、会社に嘘の電話した。
AMYも学校休むと言い出した。今日の授業内容なら問題ない、皆勤賞の図書カードがもらえなくなるのは残念だけど、しろちゃんといたいと言う。そこで、学校にも嘘ついてAMYまで休んでしまった。
朝ごはんのあと、AMYは一応机に向かって勉強。
私はずっとしろちゃんを抱っこして(少ししたら体温が戻ってきた)、みかんの汁をあげたりしながら(大好きな小松菜にもみかんにも反応しない)、なるべく静かに見守ってていた。
脚がすごく弱っていたんだよね。ケージの中でうまく移動できなくて止まり木から落ちることもあった。
同じ年齢の他の子よりも体が老いている感じがしてた。
一生懸命に祈ったけど、ダメだった。
午前11時頃、突然、けいれんみたいにバタバタッと体が跳ねて、そしてしろちゃんは動かなくなった。
ちっちゃなしろちゃんを抱いて、私たちはずっとずっと泣いていた。
2006年3月28日、我が家にお迎えした最初の文鳥。いっつも一緒だったね。
担当AMYだったけど、妻の蘭ちゃんよりも私のことが大好きで、嫌な爪切りされてもすぐ甘えに来た。私が食器を洗ってると、水音に反応して部屋の端からまっすぐ飛んできた正面顔がいつも可笑しかった。お歌がとっても上手で、後継の男の子たちは、しろちゃん節と銀ちゃん節をミックスして習得していったっけ。
ほんとはあまり置いとくとよくないのだろうけど、冬だし。
陶器の水浴び容器に遺体を寝かせて、玄関にいてもらった。毎朝、もちろん入試の日も、私たちはしろちゃんに話しかけて、冷たい体を撫ぜてから家を出た。落鳥から一週間後にAMYの入試、そして合格発表。そのあとようやく埋葬。
そいえば、しろちゃんの本名は『すみれ』であった(笑)。
AMYの高校合格と一緒に、しろちゃんと同じ春を迎えたかったな。
今でも、あの正面顔や首を傾げて見つめてくれる仕草を思い出すと、涙が出ちゃう。
たぶんこの先も、しろちゃんを思うと私は泣くんだろうな。
しろちゃん、ありがとう。
書きかけてずっと放置してて、ようやく仕上げました。
今年しろちゃんの誕生日が来たら、このブログおしまいにするつもりです。
いつものように、目覚まし時計で起きられないAMYに声をかけ、「まったくもう・・」とため息をついてブンたちのケージに目をやると、しろちゃんが床にいた。敷き紙の上に(しかもヒーターからは離れて)座りこんでいる。
「しろちゃん、しろちゃん! AMY、しろちゃんがヤバい!!」」手に乗せるとしろちゃんはすっかり冷えている。
いつから下にいたんだろう。こんなに寒い夜だったのに。
AMYがのろのろとベッドから出てきて、しろちゃんを覗き込む。
私の手の中でぺたんこになって目を閉じ気味にしてるしろちゃん。
「今日もたないと思うよ。」「うそ・・」
会社を休むことにした。娘が熱出して、受験前だから病院連れていきたいと、会社に嘘の電話した。
AMYも学校休むと言い出した。今日の授業内容なら問題ない、皆勤賞の図書カードがもらえなくなるのは残念だけど、しろちゃんといたいと言う。そこで、学校にも嘘ついてAMYまで休んでしまった。
朝ごはんのあと、AMYは一応机に向かって勉強。
私はずっとしろちゃんを抱っこして(少ししたら体温が戻ってきた)、みかんの汁をあげたりしながら(大好きな小松菜にもみかんにも反応しない)、なるべく静かに見守ってていた。
脚がすごく弱っていたんだよね。ケージの中でうまく移動できなくて止まり木から落ちることもあった。
同じ年齢の他の子よりも体が老いている感じがしてた。
一生懸命に祈ったけど、ダメだった。
午前11時頃、突然、けいれんみたいにバタバタッと体が跳ねて、そしてしろちゃんは動かなくなった。
ちっちゃなしろちゃんを抱いて、私たちはずっとずっと泣いていた。
2006年3月28日、我が家にお迎えした最初の文鳥。いっつも一緒だったね。
担当AMYだったけど、妻の蘭ちゃんよりも私のことが大好きで、嫌な爪切りされてもすぐ甘えに来た。私が食器を洗ってると、水音に反応して部屋の端からまっすぐ飛んできた正面顔がいつも可笑しかった。お歌がとっても上手で、後継の男の子たちは、しろちゃん節と銀ちゃん節をミックスして習得していったっけ。
ほんとはあまり置いとくとよくないのだろうけど、冬だし。
陶器の水浴び容器に遺体を寝かせて、玄関にいてもらった。毎朝、もちろん入試の日も、私たちはしろちゃんに話しかけて、冷たい体を撫ぜてから家を出た。落鳥から一週間後にAMYの入試、そして合格発表。そのあとようやく埋葬。
そいえば、しろちゃんの本名は『すみれ』であった(笑)。
AMYの高校合格と一緒に、しろちゃんと同じ春を迎えたかったな。
今でも、あの正面顔や首を傾げて見つめてくれる仕草を思い出すと、涙が出ちゃう。
たぶんこの先も、しろちゃんを思うと私は泣くんだろうな。
しろちゃん、ありがとう。
書きかけてずっと放置してて、ようやく仕上げました。
今年しろちゃんの誕生日が来たら、このブログおしまいにするつもりです。
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by thot3
| 2015-01-03 15:16